大島紬の買取価格は安い⁈大島紬の相場を知っておこう!

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大島紬の買取価格は安い⁈大島紬の相場を知っておこう!

大島紬はとても有名な織物です。

なぜなら世界三大織物にも数えられるほどの名産品でもあり、日本を代表する織物でもあります。

自宅のタンスに大島紬が眠っている人が多い理由には、上記の理由に加えて日本人にとても好まれていた織物だったためです。

大島紬は一枚を作りあげるまでにとても長い時間と工程がかかるため、大量生産が難しく希少性が高いと言われています。

本場大島紬と大島紬では買取価格も大きな違いがあり、大島紬の買取価格はここ数年かなりの下落を見せています。

大島紬が中古着物市場に大量に流出していること、海外産が出回ったこと、などがその原因として考えられています。

大島紬を売りたいけれど、安い買取価格では手放したくない・・このような悩みを解消できるように、気になる大島紬の買取価格を徹底調査していきます。

大島紬とは?

本場奄美大島紬とは、奄美群島内の組合員により生産された、経済産業大臣指定伝統的工芸品「本場大島紬」のことです。
また、本場大島紬は鹿児島産地と都城産地においても生産されています。
絹100%で、先染めで、 手織りで絣合わせをして織上げたものです。
軽くて暖かく着崩れせず、着込めば着込むほど肌になじむ着心地の良さと独特の色合いが特徴です。
【本場奄美大島紬の定義】
・絹100%
・先染め手織り
・平織り
・締機(しめばた)で手作業により経緯(たてよこ)絣及び緯絣を加工したもの
・手機(てばた)で経緯絣及び緯絣を絣合わせをして織上げたもの

【本場奄美大島紬の規格】

・女物一反の長さ12.34m以上
・男物一疋の長さ24.39m以上
・女物の幅は耳内34.8cm以上
・男物の幅は耳内35.2cm以上
・量目は一反当たり450g以上

大島紬の種類

大島紬の種類について解説します。

【染色別の分類】

・泥大島紬 – 絣糸が泥白で地糸が泥染のもの

・泥藍大島紬 – 絣糸が藍染め地糸が泥染のもの

・正藍大島紬 – 絣糸・地糸共に藍染したもの

・草木染大島紬 – 絣糸・地糸共に草木染色したもの

・色大島紬 – 絣糸・地糸共に化学染料で染色したもの

・白大島紬 – 地糸は白糸を使ったもの

大きく分けると染色別では以上のようになります。

さらに大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた条件の中で約84種類があります。

染色別が6種類、糸の配列による組織別が14種類をかけ合わせて作ることができます。

大島紬ってそもそも売れるのか?

大島紬は売れます!他の着物よりも高額買取になる傾向が強い印象もあって、中古着物では本場大島紬は高値で売買されます。

証紙付きであることが、第一条件ですが証紙が無い場合でも買取はして貰えます。

自宅に大島紬を眠らせておくことはとてももったいないです。

大島紬が売れない場合って?

それでは大島紬は売れない場合とはどのような理由でしょう。

詳しく解説していきます。

1、色や柄が古い

大島紬は丈夫で、何十年も着用出来ます。

そのため、他の着物に比べて時代感が出にくい物ですが、それでも色や柄の印象が現代向きでは無いものは敬遠されます。

大島紬の最大の特徴である泥染や正藍染、草木染などの地味な色柄が若い人に敬遠されやすいことも最近の傾向です。

2、保管状態が悪い

一生モノと言われる大島紬は、自宅で長期間保存しているケースが多くて、保管状態が心配です。

着たままの着物を保管し続けるとカビやシミ、虫食い、裏地の汗シミなど様々なトラブルが起きてきます。

丈夫なイメージの強い大島紬でも長期保管によるカビ、カビ臭が付いては買取価格も低くなります。

また、着物の価値を下げるシワにも注意が必要です。

3、サイズが小さい

着物のサイズは、裄といわれる袖口から背中中心線までの長さで表しますが、この裄が小さいものは売れない場合が多いです。

ひと昔前の裄の標準は、64㎝だったため中古着物に多いサイズです。

ところが、現在の裄の標準は65㎝以上と言われていますので、あまり小さいサイズは売れません。

普段着で着用されてきた紬は、機能性からも少し短めの裄が多く見られるため売れない大島紬があることも覚えて置いて下さい。

口コミからわかる大島紬の売買相場は

大島紬の買取相場は、かなり幅が広いと言えます。

本場大島紬の証紙が付いている場合は数万円程度、付いていない場合は数百円から数千円が相場です。

「大島紬に作家物なし」と言われることもあり、たくさんの職人が携わって仕上げられる大島紬にとっては、証紙が命です。

調査の結果!大島紬の平均買取相場は3000円から10000円程度であることがわかりました。

売却時に注意することとは?

大島紬を売却する時に注意することを詳しく説明します。

1.状態の確認

まず売却の時には着物の状態を確認して下さい。

これは大島紬だけではなく、どの着物にも当てはまることですが、長期間の自宅保管でシミやカビ、シワなどが目立つ場合は簡単にお手入れをしておきましょう。

着用機会の多い紬は衿筋の汚れが深刻な物も多く、そのまま保管していることも珍しくありません。

着用した着物を保管し続ければ、カビやシミが発生します。

また、袖口や袂など汚れやすい部分のチェックも忘れないで下さい。

2、証紙を付ける

大島紬を購入した際には必ず証紙や証明書が付いてきます。

紬の産地証明と、証紙は他の着物よりも大切です。

証紙の有る無しで、前述したように買取価格が数倍違ってきます。

余り布に付いている証紙は必ず保管しておくことが重要です。

3、サイズを確認

着物のサイズが分からない人も多いですが、着物は裄というサイズ表示をします。

裄とは袖口から背中中心までの長さです。

裄丈64㎝以下、身丈が160㎝以下、袖丈49㎝から+-3㎝、このようなサイズの着物は買取価格があまり期待できないと考えて下さい。

祖母の時代に作った大島紬が売れなかった・・と言う人をよく見かけますが理由はサイズにあります。

どういう種類が高く売れる?

自宅に以下のような大島紬が眠っている人は早めに売却をおススメします。

1、証紙付き 裄65㎝以上

本場大島紬の証紙付き、裄65㎝以上は高額買取が期待出来ます。

2、大島紬のブランド「都喜ヱ門」であるかなどの付加価値

本場奄美大島で作られたもの、希少性の高い技法が使われているか(○○マルキ、染め方、刺繍の有無)、大島紬のブランド「都喜ヱ門」などの付加価値があれば高額買取が期待出来ます。

また、大島紬は各工程ごとに熟練の職人が分業しているため、他の着物のような作家物は無いと解説しましたが、ごく稀に有名作家が監修した作品というのもあるため、こちらも高額買取になります。

3、色・柄が上品で落ち着いた風合いがあるもの

正藍大島紬、泥藍大島紬など布地を藍で染色したものは人気が高いです。

特に「正藍」としているものは高級品で、純粋な植物藍だけで染色をした大島紬のことをいい、それも証紙によって見分けることができます。

泥藍大島紬とは、これまでご紹介した泥染と藍染をミックスした大島紬のことで、より具体的には、絣糸が藍染め地糸が泥染のものを呼びますが、絣柄もとても人気が高い大島紬です。

さらに、白大島も華やかな雰囲気があって高く売れるケースが多いですね。

高価で売れるコツ

大島紬が高値で売れるコツをご紹介します。

・証紙や証明書を付ける

大島紬の高価買取を目指すなら証紙や証明書があることが重要です。

この証紙があると無いとでは、驚くほど価格に影響が出るもので、購入時や祖母や母から譲り受けた時に捨ててしまわないように注意して着物と一緒に大切に保管して下さい。

・シミやシワを付けたままにしない

着物のシミやシワを取り除くことは慣れない人にはミスも多いのですが、出来るだけ取り除いておきたいですね。

アイロンを直接着物に押し付けない、大量の水で拭かない、など一般的な知識で出来ることでも着物の状態は大分違ってきます。

・売ると決めたら早めに売る!

着物の管理は大変です。

仕立てられてから10年以内の比較的新しい紬は高価買取になりやすく、経年が着物の価格を下げる理由でもあります。

祖母の代から受け継いだ大切な紬でも、早めに手放せば買取価格を下げないで済みますね。

大切な着物だからこそ早めに手放して、価値を下げないまま引き継ぎたいですね。

・リサイクルショップや知識のない店では売らない

リサイクルショップは販売を目的に買取を行っています。

そのため、その店の販売需要を一番に考えて買取価格を設定しているので、高価な着物も低い買取価格になりやすいです。

また大島紬は、村山大島のような見分けることが難しいよく似た織物や、外国産など大量に買取に出されている着物も存在しています。

そのため、知識のないリサイクルショップでは大島紬の値崩れが起きやすいのです。

売るとしたら、どういうところがいい?

大島紬を含めて着物を売却するなら、方法はいくつかあります。

1、リサイクルショップや質屋

近所のリサイクルショップに直接持込んで買取をして貰います。

着物の買取をしてくれるリサイクルショップでも、着物に関する専門家がいないことがほとんどで、着物の見立ては難しく、洋服の古着と同じく数百円程度の値段しかつかないことが多いです。

2、ネットオークションで出品する

インターネットオークションに出す方法です。

ネットオークションの市場は確かに大きくて、需要も高いため高値で売れる可能性もあります。

しかし、設定した金額で売れる保証は無く、出品の手間や梱包・発送を考えるとなかなか大変な作業です。

売れるまでの保管をしなくてはならないので、着物の状態はその間に悪くなっていきますから、リスクも高いですね。

3、着物買取業者に依頼する

一般的には価格が手ごろな紬ですが、高額な大島紬もあるため、着物の価値をしっかりと判断できる専門家に査定してもらうことが大切です。

着物買取専門店は着物のプロが査定してくれるので、売りたい付下げの価値を正確に判断してもらえます

特におすすめなのが、宅配買取よりも出張買取です!

宅配買取では価格に納得がいかない場合、返却送料が自己負担になることがあって査定は無料でもコストが掛かることがあります。

その点、出張買取ならキャンセル料も無料で、もちろん出張料・手数料なども掛かりません。

出張買取をおすすめしたい理由

【理由1、査定料、出張料、手数料が無料】

出張買取はネットから申込むだけと手軽で簡単、さらにすべての費用が無料で行えます。

上記でも触れましたが宅配買取の場合は、査定額に納得が出来ない時の返却送料が自己負担になる業者もあって、送料によるトラブルが口コミでも目立ちます。

【理由2、手間が掛からない】

出張買取では、自宅に査定員が訪問してくれるため、重い着物を運ぶ手間も必要ありません。

着物を梱包する手間と時間まで省けます。

さらに、一番のおススメポイントは手間が掛からないからまとめて売却が出来ることです。

とにかく大島紬を自宅にたくさん保管されている人は、手間の掛からない方法でまとめて売却しましょう。

【理由3、知識のある査定員が査定してくれる】

査定によって大きく買取価格が異なる大島紬の査定には豊富な知識が必要で、知識のない人に大島紬を任せるには不安があります。

その点、出張買取ではプロの査定員が対面で着物を査定してくれるので、分からないところは質問が出来ます。

リサイクルショップや宅配買取に不安がある人でも、知識が豊富な出張買取の査定員なら安心です。

【理由4、その場で現金化出来る】

自宅で査定が終了、買取が成立すればその場で現金を受け渡してくれます。

おススメ出張買取業者ベスト3

大島紬を売買するならおススメする出張買取業者ベスト3はこちらです!

1位、 バイセル

おススメランキング1位のバイセルは、特に着物・帯・羽織・男性もの着物等では業界内でもトップシェア級の規模を誇り、高額買取に自信があります。

出張査定を初めて利用する人でも安心できるように、女性の査定員を指名できるサービスも人気の理由です。

知識の豊富な査定員を取り揃えているので、着物に詳しくない人でも信頼して任せられます。

証紙の無い大島紬でも安心して任せられる知識がバイセルにはあります。

さらにバイセルでは、出張料などの費用は全て無料で、もし査定額に納得できなかった場合のキャンセル料も一切かかりません。

出張買取の地域は全国に対応しています。

>>バイセルの公式サイトはこちら

2位、ザ・ゴールド

2位はザ・ゴールドです。

着物の買い取り専門店だからこそ高額買い取りを実現出来るため、現在業績を伸ばし続けている信頼性の高い専門業者です。

大量の買取ならさらに高額になるというから、大量の着物の処分に困っている人にはぴったりです。

持ち込みする手間も無く、大量の着物を一気に処分出来るので、女性や高齢の人でも1人で着物が処分出来ます。

他では買い取ってもらえない汚れが目立つ着物でもしっかり査定してもらえます。

紬が自宅のタンスにたくさん眠っているけれど、持ち運べないという人にもおススメします。
>>ザ・ゴールドの公式サイトはこちら

3位、着物買取専門の福ちゃん

ランキング3位は着物買取専門の福ちゃんです。

福ちゃんは、他店よりも1円でも高く買い取ってくれると評判の着物買取専門店です。

経験豊富な査定員が多く在籍しているので、質の高い黒紋付なら高額買取を期待してもいいでしょう。

更に福ちゃんでは、より高く買取ることが出来る理由として、専門店ならではの自社でクリーニング方法を挙げています。

自社でシミ抜きを行うことで、他社では引き取らないような状況の着物でも買取が可能となり、コストを抑えて、買取価格を高額に出来るというわけです。

柄が古い物や、サイズが小さい紬、カビで状態の悪い紬でも福ちゃんなら買取って貰えます。

また、着物買取ネットワークを活かし着物・和装小物を 流通させることができる強みが高価買取できることも1つのポイントです。

>>福ちゃんの公式サイトはこちら

以上の買取業者は、口コミの評判も高くアフターフォローや、クーリングオフ制度もしっかりしています。

押し買いなどで不快な思いをすることもなく、着物を売却出来ます。

まとめ

大島紬は日本を代表する織物であり、伝承したい匠の技でもあります。

古くなったからと捨ててしまうことは絶対にやめましょう。

知識のある出張買取に任せて売買を行えば、また大事に大島紬を着てくれる人に日本の技を引き継ぐことが出来ます。