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色無地を売却したい！買取価格の相場を調査します。
色無地とはその名前でも分かるように、黒以外の無地一色で模様が無い着物を呼びます。
幅広く着る機会がある着物ですが、最近着ている人を見かけることが少なくなりました。
一枚は持っているけれど、いざ着てみようと考えると紋入りだったり、色がTPOにふさわしくなかったりと、結局自宅のタンスに眠ったまま・・このような人は多いようです。
嫁入り道具の色無地は年齢が過ぎると色が自分には合わない、ということもあります。
折角の色無地をそのままタンスに眠らせておくのは、勿体無い！ 不要の着物を大切に着てくれる人へ引き継ぐには、売却を検討してみませんか。
そこで今回は、色無地を少しでも高く売るコツを詳しくご紹介します。
色無地とは？
黒以外の一色に染められた着物で、地織りがありますが、柄は付いていない着物を色無地と呼びます。
年齢や既婚・未婚に関係なく着られ一枚持っていると幅広いシーンで活躍してくれるため、着る機会の多い着物です。
卒業式に袴と合わせたり、お宮参り、お茶席、改まったお出かけ、ダーク系なら弔事にも着用できます。
紋を付けない色無地は、街着としてお洒落感覚で着ることが出来ます。
また、一つ紋を付ければ正式なお茶会や祝賀会などに着られる略礼装となり、三つ紋を付ければ付け下げや紋の入らない訪問着よりも格は高くなります。
一般的には活用の幅の広い一つ紋を入れて着ることが多いようです。
生地を織ってつくる模様を地紋といいますが、色無地の種類として地紋のある着物と地紋のない着物があり地紋の模様によって慶弔両方、慶事向き・弔事向きとなります。
地紋のない一越縮緬（ひとこしちりめん）や古代縮緬、紬などの色無地は、さまざまなシーンで活躍し、灰色や藍色といった落ち着いた色目のものは法事の場面でも着て行くことができます。
地紋のある綸子（りんず）や紋意匠（もんいしょう）は文様によって結婚式の披露宴で着れるものと法事の場など着れるものに分かれます。
流水が流れる模様の流水文は日本古来の伝統柄なので慶弔両方に着用出来るため、色無地の中でも数が多いものです。
鶴、亀、松竹梅などの吉祥文様はおめでたい柄なので慶事に着ますが弔事向きではありません。
袷は秋から春にかけて、単衣は初夏と初秋の時期、絽は真夏に着用するのが通常でしたが、現代では空調が整備されているため、季節に限らず、その場に合わせて着用する傾向にあります。
色無地の種類
色無地の種類を着用別に詳しく説明します。
【弔事用】
法事やお葬式などに着用する色無地は、一つ紋が入っていて、地織りの小さい物が最適です。
地紋には、雲取り、紗綾形、波文などがあります。
色はグレーや、渋い抹茶色、暗い紫のようにダーク系の色を選びます。
【フォーマル向き】
入学式や、式典、格式高いお茶会などで着用する場合、亀甲や鶴、扇面のように祝儀向きの地紋が向いています。
派手過ぎない上品なカラーを選ぶことも重要です。
紋を付けておけば格調ある装いができるので、フォーマルにも最適な着物です。
色無地ってそもそも売れるのか？
不要になった色無地を処分したい人にとって、売れるかどうか気になりますね。
色無地は売れます！
ただし、普段着としてもフォーマルにも着用機会の多い色無地ですが、中古着物としては数が大変多く出回っているので、価値は高くありません。
高価な色無地も低めの買取価格だと想定して下さい。
色無地の買取相場に関しては、状態の良いものであっても極端に値段が高くなるということはありません。
色無地が売れない場合って？
色無地が売れない場合とは？ どのような理由が考えられるでしょう。
まずは保管状態です！
シミや汚れが目立つもの、カビが全体に廻っているもの、シワが多い、これらの色無地は売れません。
生地の良さを楽しむ色無地にとって、生地の状態がとても重要で小さなシミも他の着物に比べて目立つため、保管には充分注意が必要です。
さらに、サイズが小さいものは状態が良くても売れない場合があります。
ひと昔前と、現代の標準サイズが異なっているため、裄64㎝以下の着物は買取を断られるケースが多くなっています。
また、紋が有る無しは、買取にあまり関係はありませんが、出来れば入っているほうがいいですね。
色無地の中には洒落紋と呼ばれる紋が入っていることもありますが、こちらも買取価格に影響はありません。
口コミからわかる色無地の売買相場は
色無地の買取相場を検証していきましょう。
自宅に保管している色無地にどの位の価値があるのかもわかりますね。
まず、色無地は中古着物市場において数が多く流出していること、元々購入額が手頃な物が多いこと、需要が少ないこと、などの理由から高額買取はあまり期待出来ないと考えて下さい。
ずばり！色無地の買取相場は、300円~2000円程度です。
平均的な買取価格は500円程度、訪問着などに比べて買取価格に幅が少ないことも色無地の特徴です。
ですが、サイズが大きく未使用のものや、作家物、有名産地の織物、といった場合は色無地に限らず高額買取は期待出来ます。
売却時に注意することとは？
色無地を売却する時に注意することを詳しく解説します。
1．状態の確認
色無地の特徴はその生地の良し悪しにあり、着物の状態が査定の重要なポイントになってきます。
長期間の自宅保存でシミやカビ、シワなどが目立つ場合は簡単にお手入れをしておきましょう。
シミを抜くことは大変ですが、カビは固く絞った布で軽く拭き取るだけで取れるものもあるので、これだけで価格に違いが出ます。
また、畳み方が悪いとシワがたくさんできてしまうので、本畳みをしてたとう紙に一枚ずつ保管しておくといいですね。
2、証紙を付ける
着物を購入した際には必ず証紙や証明書が付いてきます。
証紙や証明書の有無は買取金額にかなり大きく響いてきますので、着物を購入した際には捨てないように必ず自分が分かる場所に保管しておきましょう。
買取してもらう際にはその証書や産地証明、作家の工房がわかる物を着物と一緒に出すことを忘れないで下さい。
3、サイズを確認
着物のサイズが分からない人も多いですが、着物は裄というサイズ表示をします。
裄とは袖口から背中中心までの長さです。
裄丈64㎝以下、身丈が160㎝以下、袖丈49㎝から＋－3㎝、このようなサイズの着物は買取価格があまり期待できないと考えて下さい。
また、色無地では袖丈の長い物が多く見られますが、袖丈も47㎝~49㎝が標準的な長さと言われています。
手持ちの襦袢とサイズが合わない袖丈は、販売しにくい傾向にあるので買取価格も低くなります。
どういう種類が高く売れる？
色無地の特徴は、色や地紋によって用途が異なるためそれぞれの着用シーンに合わせた色無地を選ぶ必要があることです。
そのため、フォーマルな席には草色、黄、赤系の明るく華やかな色、グレーや、渋い抹茶色、暗い紫のようにダーク系の色合いのものは葬儀、法事などに黒い帯かダーク系の帯を選んで着用します。
地紋についても同様で、慶事にはおめでたい「吉祥文様」の入った色無地、葬式などでは「雲取り」「紗綾形」「波文」「流水紋」などを選んで着用しますね。
どのような場面にも合う色無地は需要があって、買取価格も高くなります。
明るすぎない上品な色で、地紋は慶弔どちらでも着用できる流水紋が人気です。
ご年配の人なら、薄墨色や薄茶色が好まれる傾向が強く、50代までの人には薄いピンク系やベージュ系に人気があるようです。
上記のような色無地は高く売れる種類の例として説明しましたが、他にも作家物や有名産地の織物であれば高額買取の対象となります。
高価で売れるコツ
高値で売れるコツとは？
・証紙や証明書を付ける
証紙や証明書は何度も書きますが、とても重要なものです。
あると無いとでは、驚くほど価格に影響が出るもので、祖母や母から譲り受けた時に捨ててしまわないように注意して着物と一緒に大切に保管して下さい。
色無地にとって重要となる生地の産地証明書が付いていれば、こちらも必ず保管して買取の時に一緒に出して下さい。
・シミやシワを付けたままにしない
着物のシミやシワを取り除くことは慣れない人にはミスも多いのですが、出来るだけ取り除いておきたいですね。
アイロンを直接着物に押し付けない、大量の水で拭かない、など一般的な知識で出来ることでも着物の状態は大分違ってきます。
無理なやり方でシミを取ろうとすると、かえって生地を傷めることになるので、色無地を扱う場合は細心の注意を払って下さい。
・売ると決めたら早めに売る！
着物の管理は大変です。
早めに手放すことも高く売る為には大事です。
長期保管でシミやシワを増やさないことを心掛けましょう。
着物の流行は10年と言われています。
流行遅れになる前に売る、これも大切ですね。
・リサイクルショップや知識のない店では売らない
リサイクルショップは販売を目的に買取を行っています。
そのため、その店の販売需要を一番に考えて買取価格を設定しているので、高価な着物も低い買取価格になりやすいです。
知識のない人が査定する場合も同様で、着物の価値は客観的には分かりづらいものです。
以上が色無地を少しでも高く売るコツです。
売るとしたら、どういうところがいい？
色無地を売ると決断したらどういうところへ売ればいいでしょうか。
大切な着物ですから少しでも高く売りたい、なるべく早く売りたい、手軽に手間を掛けないで処分したい、そんなことが出来るのか不安ですね。
どこに売るといいのか、詳しく解説します！
1、リサイクルショップや質屋
色無地以外の着物もふくめ、一般的なリサイクルショップで着物は、なかなか買取価格がつかないのが現実です。
色無地は、生地の良し悪しや地紋の柄、さらには色の好みなど販売する場合の好みが様々です。
リサイクルショップの場合、販売価格が買取価格に影響されるので、色無地に高い買取を付けることはほぼありません。
2、ネットオークションで出品する
インターネットオークションに出す方法です。
色無地は比較的安価なためネットオークションにも大量に出回っています。
そのため、購入者はより状態の良い物を選べることが出来て、なかなか販売までは繋がらないリスクを伴います。
3、着物買取業者に依頼する
着物買取専門店には着物に精通した専門の査定員がいるので、留袖の需要や紋についても詳しく、紋の有無にかかわらず買取ってくれます。
特におすすめなのが、宅配買取よりも出張買取です！
宅配買取では価格に納得がいかない場合、返却送料が自己負担になることがあって査定は無料でもコストが掛かることがあります。
その点、出張買取ならキャンセル料も無料で、もちろん出張料・手数料なども掛かりません。
出張買取をおすすめしたい理由
【理由1、査定料、出張料、手数料が無料】
出張買取はネットから申込むだけと手軽で簡単、さらにすべての費用が無料で行えます。
上記でも触れましたが宅配買取の場合は、査定額に納得が出来ない時の返却送料が自己負担になる業者もあって、送料によるトラブルが口コミでも目立ちます。
【理由2、手間が掛からない】
出張買取では、自宅に査定員が訪問してくれるため、重い着物を運ぶ手間も必要ありません。
着物を梱包する手間と時間まで省けます。
さらに、一番のおススメポイントは手間が掛からないからまとめて売却が出来ることです。
【理由3、知識のある査定員が査定してくれる】
着物に知識がない人は、着物の価値が分からないので査定額が高いのか、安いのかも分からないですね。
その点、出張買取ではプロの査定員が対面で着物を査定してくれるので、分からないところは質問が出来ます。
リサイクルショップや宅配買取に不安がある人でも、知識が豊富な出張買取の査定員なら安心です。
【理由4、その場で現金化出来る】
自宅で査定が終了、買取が成立すればその場で現金を受け渡してくれます。
おススメ出張買取業者ベスト３
おススメ出来る出張買取業者をランキングでご紹介します。
1位、 バイセル
おススメランキング１位のバイセルは、特に着物・帯・羽織・男性もの着物等では業界内でもトップシェア級の規模を誇り、高額買取に自信があります。
出張査定を初めて利用する人でも安心できるように、女性の査定員を指名できるサービスも人気の理由です。
知識の豊富な査定員を取り揃えているので、着物に詳しくない人でも信頼して任せられます。
色無地の特徴は様々な種類の生地にあります。
地紋のない一越縮緬（ひとこしちりめん）や古代縮緬、紬、地紋のある綸子（りんず）や紋意匠（もんいしょう）などをその種類と価値を分かっていないと、正確な査定は出来ませんね。
さらにバイセルでは、出張料などの費用は全て無料で、もし査定額に納得できなかった場合のキャンセル料も一切かかりません。
出張買取の地域は全国に対応しています。
2位、ザ・ゴールド
２位はザ・ゴールドです。
着物の買い取り専門店だからこそ高額買い取りを実現出来るため、現在業績を伸ばし続けている信頼性の高い専門業者です。
大量の買取ならさらに高額になるというから、大量の着物の処分に困っている人にはぴったりです。
持ち込みする手間も無く、大量の着物を一気に処分出来るので、女性や高齢の人でも１人で着物が処分出来ます。
色無地を含めて自宅に大量の着物を保管している人には、手軽にまとめて処分が出来るので口コミの評価も高い業者です。
3位、着物買取専門の福ちゃん
ランキング３位は着物買取専門の福ちゃんです。
福ちゃんは、他店よりも1円でも高く買い取ってくれると評判の着物買取専門店です。
経験豊富な査定員が多く在籍しているので、質の高い黒紋付なら高額買取を期待してもいいでしょう。
更に福ちゃんでは、より高く買取ることが出来る理由として、専門店ならではの自社でクリーニング方法を挙げています。
自社でシミ抜きを行うことで、他社では引き取らないような状況の着物でも買取が可能となり、コストを抑えて、買取価格を高額に出来るというわけです。
自宅保管でシワやシミが目立つ色無地でも、福ちゃんなら買取を断られることはありません。
また、着物買取ネットワークを活かし着物・和装小物を 流通させることができる強みが高価買取できることも１つのポイントです。
以上の買取業者は、口コミの評判も高くアフターフォローや、クーリングオフ制度もしっかりしています。
押し買いなどで不快な思いをすることもなく、着物を売却出来ます。
まとめ
色無地の処分を検討している人は、早めに決断をして下さい。
中古着物の相場は下がり始めているため、保管している着物の状態が悪くなる前に少しでも高く出張買取で売ることをおススメします。
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